活字中毒:『水族館ガール7』木宮 条太郎

 

水族館ガール7 (実業之日本社文庫)

水族館ガール7 (実業之日本社文庫)

 

 

架空の千葉湾岸にある水族館を舞台にして、公務員事務職だった主人公が水族館の職員として成長していく物語。
メインの水族はイルカに戻った。
前半はイルカの育児の問題。
授乳中の母親イルカが病気になってしまい、子供は人工保育に。
ただ、母子を引き離すことは母親の病気にはメンタル面で悪影響がある。
どう解決していくのか。
後半はまちづくりがテーマ。
もともと海と生きてきたけれど、開発で海を身近に感じられなくなった人たち。
海を再生したい、海を街の活性化に活かしたい。
昔捨てられた企画が見直される。
ただ、実現はなかなか難しい。
第8巻が特に人間関係で楽しみな展開で終わったね。