活字中毒:面白南極料理人

Nozomi-Series500

面白南極料理人 (新潮文庫)

面白南極料理人 (新潮文庫)

これも映画化される作品。
第38次南極越冬隊で、昭和基地ではなく高原にあるドーム基地で越冬した9名の記録。
著者は海上保安庁から料理人として派遣されたため、当然料理の話が中心になる。
でも、-75℃にもなる3000m級の空気が薄いドーム基地では、料理だけやっているわけにも行かないし、他の隊員も料理に興味を示す。
著者独自のユーモアを交えて語られていく。
温度が-70℃とか-75℃とか、-35℃だと暖かいとか想像を絶するモノがありますね。
また、まわりが単調なだけ、料理に予算がかけられるとは言っても、とんでもない高級食材を持っていき、惜しげも無く使っちゃうのもびっくりモノです。