活字中毒:洋菓子店コアンドル

洋菓子店コアンドル (リンダブックス)

洋菓子店コアンドル (リンダブックス)

映画のノベライズのようです。
鹿児島の街に一軒しかないケーキ屋の娘、幼なじみとケーキ屋を継ぐのが夢だった。でも、突然、その幼なじみが東京へケーキの修行に行ってしまった。
彼女は、彼を取り戻しに東京の洋菓子店コアンドルに向かう。
東京で道を間違え、財布をすられた彼女は、無愛想な男に道案内をしてもらうが、彼はすでにそこにはいない。そのままコアンドルに勤めることになる彼女だが、鹿児島のケーキは東京では通用しない。また、探しだした彼にもふられてしまっていた。
持ち前の負けん気の強さでケーキを修行、東京での仲間や友人も増えた。
そんな時、重要な晩餐会を前にシェフがケガでリタイア。あきらめられない。彼女は実は「伝説のパティシエ」だった無愛想な男を説得し晩餐会を成功させた。
ケーキ職人のサクセスストーリーです。主人公はちょっとKYな所もあるけど、成長して最後には気のきいたところも見せます。
インクが普通の黒じゃなくて、チョコレート色なのも変わっていて面白い。