活字中毒:少年少女飛行倶楽部

少年少女飛行倶楽部 (文春文庫)

少年少女飛行倶楽部 (文春文庫)

こんな題名好きです。作者は「モノレールねこ」の加納朋子さん。
中学1年の少女・海月(みづき)は海月の別の呼び名であるくらげからくーちゃんと呼ばれている。必ずクラブ活動に入らないといけない学校で、友人にさそわれ、飛行倶楽部に入ってしまう。
部長は、のぞみ700系のヘッドライトのようなカタチのメガネをかけた変人2年生。この部長と友人の野球部掛け持ちの同級生、ヤル気のない顧問の先生で、活動が始まった。
5人いないと倶楽部として認定されないので、部員探しから始まって、最初は飛べると思っていなかった空を飛ぼうと想って動き出す物語。
本当は自分から積極的に動きたくないくーちゃんがいつの間にか一番積極的に動き出し、変人先輩の変人の理由もわかって、周りから恋人同士とおもわれちゃう。(最終的には本当にそうなるのではと思わせます)
なかなかにテンポよく読める作品です。