活字中毒:彷徨える艦隊 8: 無敵戦艦インビンシブル

彷徨える艦隊〈8〉無敵戦艦インビンシブル (ハヤカワ文庫SF)

彷徨える艦隊〈8〉無敵戦艦インビンシブル (ハヤカワ文庫SF)

100年前の星間戦争で脱出ポッドの中人工冬眠から救い出されたギアリーは英雄となっていた。
先任将校であることから劣勢な艦隊を任され、100年間にだらけた軍隊を立て直し、シンディックとの戦いに勝利した。

第8巻では、新たなる敵、正体不明の"謎の異星人"調査に赴く。
出会った別の異星人たち、テディベア似(可愛い)のベア=カウは攻撃してくるのみ。
逆に蜘蛛(醜い)に似たダンサー達は、完全ではないものの友好的な関係を結べる。

ベア=カウから捕獲した巨大戦艦を従え、ダンサー達とともに故郷"アライアンス"を目指す。
途中、シンディック宙域に立ち寄ったアライアンス艦隊は、"謎の異星人"、星系政府、ハイパーゲート近くと、惑星軌道のシンディック艦隊、複雑な政治的駆け引きも入る状況に叩き込まれる。

作者はStarTrek-ORGの影響を受けているそうです。
単純なSF活劇になってないのはそれもあるかも。
重厚かつ面白い作品です。