- 作者: 森沢明夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2012/06/01
- メディア: 文庫
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主人公は、大手レコード会社をやめて、惚れ込んだバンドのメジャーデビューにかけている女性。
見た目ゾンビ、疲労で道路に倒れこむほど疲れていても、恋人とのデートで癒されて。
父親も、静岡の田舎から時々変なポエムを送ってくる。
でも、デート中も仕事のことを考えて、重要な話を聞き逃した上、バンドのメンバーからの電話でデートが中断されちゃう。
バンドのコンサートの日、待ってもメンバーが現れない。現れてもガタガタの演奏だった。
主人公は彼らに裏切られていたのだった。
恋人との連絡も突然途絶えてしまう。
でも、絶望的な状況の中に光明が見えた。
主人公はその光明にむけて走りだす。
仲間にも支えられて。
舞台は東京タワーのまわり、大門あたり。
実家の静岡の海辺の町も出てきます。
後は本を読んで。
元は日経系のWebサイトに女性を呼び込むために始まった連載だそうです。
フィクションなのですが、巻末対談に「ゴスペラーズ」が同じような経験を持っているとありました。
元気を出そうよ、の作品。
でも、そこまで出来る人はなかなかいない。
できたらいいなと思います。
そういえば、まだ東京スカイツリーを見ていない私でした。